明治大学の顔、玄関口にあたる建物で、創立120年を記念して作られた建物です。
建物正面に明大通りを望み、地上23階、地下3階の立派な佇まいですが、シーリング工事の観点ではオーソドックスな現場であったかな?と思います。

しかしながら、ここにも一つのトピックがありました。

【練上手】…”ねりあげで”と読む
重要無形文化財の技法を継承・保持されていた人間国宝の松井康成先生(2003年没)とご一緒に仕事をさせていただきました。
エントランスに入って左手奥、階段踊り場の壁に『人間賛歌』と言う陶壁画が有るのですが、陶製の板と板、この繋ぎ目を繋ぐのに私の手を借りたいという事でご依頼をいただきました。
いち職人として、何かを極めた人と一緒にお仕事出来る事はとても光栄な事であり、その後の職人人生に刺激を与えていただきました。

ありがとうございました。
工事も無事故無災害で無事竣工です。